こんにちは、たかやんです。
「愛猫が幸せに過ごせる部屋作りには何が必要?」そんな疑問を抱えた猫好きの皆様へ。
この記事では、猫の過ごしやすさにフォーカスし、部屋づくりのコツを詳しく紹介します。
例えば、高い場所が好きな猫や、落ち着いた環境を好む猫など、種類や性格にもよりますが、一般的な猫の行動パターンやニーズを考えた上で、暮らしやすい空間を作るポイントを解説します。
あなたが猫との共同生活により一層の充実を感じ、猫がストレスなく自由に動き回れる空間を確保できるように。
ぜひこの記事を参考に、満足のいく生活環境作りに取り組んでみてください。
あたしはキャットタワーでくつろぐのが大好きにゃん!
トイレは静かなところでしたいにゃーっと
性格によって、自分のペースやお気に入りの場所があるから、
キャットグッズは過ごしやすいように配置することが大事だね!
猫が心地よい部屋と感じる6つのポイント
猫が過ごす部屋の環境を整えることによって、飼い主と猫とがお互いにストレスなく生活できるようになります。
飼い主の使い勝手だけでレイアウトしてしまうと、猫に大きなストレスを与えてしまいます。
そこで、猫が安心して過ごせる環境を作る大切なポイントを覚えてください!
それは次の6つのポイントです。
①静かなスペース
猫は、自然と静かな場所を好み、日中は穏やかな時間を過ごすことが多いです。
そこで、部屋の中に猫専用の静かなスペースを作ってあげることをオススメします。
たとえば、人の出入り口から離れた場所などにベッドなどを置いてあげましょう!
②あたたかい場所
猫は「こたつが好き」と言われるように、あたたかいところが大好きです。
猫の体温は人よりもやや高めなので、窓際や暖房の近くなど、部屋の温かい場所を自然と見つけて移動します。
注意点としてヒーターなどがある場合は、猫が誤って触れないように対策をしておきましょう。
③高いところに登れる
猫の祖先は木に登って獲物を狙ったり、身を守ったりしていました。
そのため、飼い猫も高いところを好みます。
家具の上や棚の上など視界が開けた高い場所に登れるようにすると、猫の気分転換になります。
置き場所さえあれば、キャットタワーを置いてあげるとよいですね。
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④2つ以上の水飲み場
家の中にいくつか水飲み場を用意することで、適度に水分を摂取することができます。
ですが、飲み水は常に清潔に保つことが重要となります。
また、猫の飲み水の容器は深すぎず、口が届く大きさのものを選びましょう。
⑤食事はいつも同じ場所
猫は生活リズムを大切にする生き物です。
同じ場所、同じ時間で食事をするというルーチンにしてあげましょう。
また、食事と水の場所が近くにあると不衛生になりがちなので、少し離れたところに設置しましょう。
余計なストレスを与えないためにも、食事の場所は固定して、変える必要がない限りは変えないようにしましょう。
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⑥トイレはひっそり
排泄中は敵が来ないか警戒しています。
生活空間の中でも「ひっそりと」した場所をトイレとして設定すると、スムーズにトイレを利用します。
また、トイレはできるだけ清潔に保つようにしましょう。
汚れたトイレは、猫が使用を避けてしまい、粗相をする原因となります。
部屋の環境で気をつけること
猫が心地よく過ごせる部屋を作るうえで大事なことは安全対策です!
家の中は、猫にとって危険なものがたくさんあります。
特に子猫の場合は好奇心旺盛なので、さまざまな危険事故を想定して部屋の環境を整えなければなりません。
そこで、日常生活の中で気をつけるべきポイントをまとめました!
バルコニー
猫は高いところが大好きです。
バルコニーに誤って出てしまい、手すりから転落してしまう危険があるため、脱出防止用パーテーションや破れにくい網戸などを設置しましょう。
水まわり
お風呂場やトイレは猫にとって、興味津々。
水の中に誤って落ちてしまったり、足を滑らせてけがをしてしまう恐れがあります。
常に扉を閉める癖をつけ、必要に応じてゲートなどで立入禁止区域にしましょう。
フローリング
フローリングの洗剤には化学物質が含まれているケースが多いため、アレルギーを引き起こしたり、足裏などを傷つけることがあります。
そのため、フローリングのお手入れには自然由来のものを選びましょう。
家具のスキマ
猫は狭いスペースやスキマが大好きです。
しかし、人からは死角となり見えなかったりします。
万が一、スキマに入り込んで出られなくってしまうと一大事です。
家具や家電製品の裏側、壁との間に生じる狭いスキマはふさいでおきましょう。
エアコンの下
エアコンからの直接的な風は、猫にとって体調をこわす原因となることがあります。
風が直接猫に当たらないように、キャットタワーの位置やベッド位置を考慮しましょう。
キッチン
キッチンは水だけでなく刃物や火をあつかう場所ですのでとっても危険です。
また、うっかり捨てきれずにおいてしまった食べ残しや生ゴミもターゲットにされ、口にしてしまう恐れがあります。
ゲートやパーティションなどで立入禁止区域にしましょう。
猫にとって危険なもの
おうちの中には猫にとって危険なものがたくさんあります。
いくつかピックアップしたものを一緒にみていきましょう。
①電気コード
猫は電気コードをかじる傾向があります。
それは、歯が生えかわる時期やストレスからくるもので、電気コードをかじることで感電や火災のリスクがあります。
そのため、電気コードは猫がアクセスできない場所に保管したり、保護カバーで覆うなどの対策が必要です。
②生ゴミ
生ゴミは、猫の好奇心を刺激します。
しかし、食べ残しや骨などがあると、それを食べてしまって体調を崩すことがあります。
そのため、生ゴミは猫がアクセスできない場所に保管しましょう。
③観葉植物
観葉植物は部屋を彩るだけでなく、心地よい空気を作り出します。
しかし、中には猫に有毒な植物もあります。
例えば、スズランやヒヤシンス、ツツジなど、これらの植物の葉や花を食べると中毒を引き起こすことがあります。
そのため、部屋に観葉植物を置く際には、猫にとって無害なものを選んだり、猫が触れないようにしましょう。
④ドア・引き戸
猫は引き戸の上下のスペースに入ることがあります。
これは家に侵入する虫を追いかけるなどの習性からですが、扉が閉まるとひっかかってしまう危険があります。
そのため、ドアや引き戸の近くで遊ばないようにしましょう。
⑤ポリ袋・ひも類
ポリ袋やひもは遊び道具となりやすいですが、それらを飲み込んだり首に巻きつけたりすると命に関わる事態につながります。
そのため、使い終わったポリ袋やひも類は必ず片付けましょう。
⑥くすり
くすりの中には、猫にとって有害な成分が含まれているものがあります。
放置すると猫が舐めたり飲み込んだりする可能性があります。
そのため、薬は必ず猫の手の届かない場所に保管し、猫に与える薬は獣医師から処方されたものだけにしましょう。
⑦アロマ・芳香剤
部屋の香りを良くするためにアロマや芳香剤を使うことは多いですが、これらのアイテムには猫の体に悪影響を与える成分が含まれていることがあります。
そのため、アロマ製品を使用する際には十分に注意しましょう。
⑧音
猫は人間が感じる範囲を大きく超えた領域の音を聞くことができます。
そのため、大きな音や人間が感じられない高音が、猫にとっては非常に大きなストレスになります。
できる限り静かな環境を保つことが大切です。
まとめ
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事では、飼い猫の快適な生活環境作りについての重要なポイントをご紹介しました。
一緒にくらす猫にとって一番大切なのは、心地よい安心感のある空間です。
お部屋の環境を整えることで猫のストレスが減り、飼い主との信頼関係が強くなります。
この記事の内容を参考に、ぜひ心地よい猫空間作りに挑戦してみてください!
【参考書籍、参考HP】
・「はじめてでも安心 幸せに暮らす 猫の飼い方」/山本宗伸 監修/ナツメ社