こんにちは、たかやんです。
猫との日常生活にとって、一番頭を悩ませるのが「爪とぎ」の問題ではないでしょうか。
新しく購入したイスが引っかかれてしまった、または、大切なお部屋の壁を猫ちゃんが爪とぎ代わりに使っていた…なんて経験をした飼い主の方も少なくないはずです。
しかし、猫が爪とぎをするのは、彼らのストレス発散や群れの中での地位を表す行為、また爪の健康維持など、様々な自然な本能からくるものです。
それを一方的に禁止することは、猫ちゃんにとって大きなストレスになってしまいます……
そこで、この記事では猫ちゃんに爪とぎを正しく教えるための「シンプルな5ステップ」をご紹介します。
がりがり、がりがり楽しいにゃん!
ソファや壁でやるのが気持ちいにゃん!
いやぁぁー!
やめてください……こちらの爪とぎグッズを使ってください~(泣)
爪とぎのしつけが必要な3つの理由
猫にとって爪とぎは重要な行動であり、適切なしつけによって猫の健康や家庭環境を守ることにつながります。
では、なぜ爪とぎのしつけが必要なのかその理由は次の3つです。
猫の爪とぎ、こればっかりは仕方がありません、我が家は特にソファが狙われます……
爪とぎをしてほしくない場所や家具をまもるために、適切な場所でストレスを解消できるようにしてあげましょう!
①猫の本能
猫の爪とぎは本能的なものです。
自らのテリトリーをマーキングしたり、他の猫に自分の存在を示す重要な行動なので、やめさせることはできません。
ですが、爪とぎを自由にさせてしまっては、おうちの中がボロボロになってしまいます……
結論、猫にとってもお飼い主にとってもストレスのない生活を送るためには、爪とぎのしつけは必要なのです!
②家具へのダメージ防止
しつけをせずに放置してしまうと、猫はソファやカーペットなど目につく家具で爪を立ててしまいます。
適切なしつけにより、家具へのダメージを防ぐことにつながります。
③猫のストレス発散
爪とぎは猫のストレス発散、気分転換などメンタル的にはプラスの行動です。
爪を立てることで気分をリフレッシュし、ストレスを解消することができるため、猫にとって爪とぎは健康的な生活に不可欠な要素と言えますね。
しつけのための5ステップ
それでは、実際に猫の爪とぎしつけについて、5ステップをご紹介します!
猫とコミュニケーションを取りながら、根気よく続けていくことがポイントです。
ステップ1:爪とぎボードを決める
市販されている爪とぎボードには、紙製、繊維製、木製など様々な種類があります。
例えば、好奇心が強い子はがりがりも強いかな?と思ったら、木製にするなど、それぞれ耐久性や猫の好みが異なるため、猫の性格や習慣を観察し選びましょう!
また、再生紙や天然素材を用いた爪とぎボードもあり、環境にもやさしいのがメリットです。
お家だけでなく地球環境にも配慮することができます。
ポイント:猫の性格に合わせてボードの種類を決めよう
ステップ2:設置場所を決める
まずは飼い猫の行動パターンをよく観察してみてください。
愛猫がおうちの中をパトロールしている経路、リラックスしている場所、家族がいる場所などに爪とぎを置くと好まれやすいです。
要は、猫が自然と訪れる場所を見極めることが重要です。
また、複数ある場合は各場所に配慮して配置することが重要です。
ポイント:猫の行動パターンに沿った場所に設置しよう
ステップ3:猫への誘導
猫に爪とぎボードを使わせるためには、興味を持たせることが重要です。
おもちゃなどを利用して誘導し、興味を示したらたっぷりと褒めてあげましょう!
ポイント:おもちゃで誘導 → 少しボードに触ったりしたら褒める
ステップ4:褒めてあげる
猫が爪とぎボードを使用したら、すぐに褒めましょう。
また、おやつを与えることで、ポジティブな経験として記憶させることができます。
ステップ3とステップ4を繰り返していくことが習慣化へとつながります。
ポイント:飼い主も爪とぎボードがりがりする → 猫も少しがりがりできたらおやつをあげて褒める
ステップ5:爪とぎボードを交換する
猫の爪とぎって、想像以上に破壊力があります!
気に入ってもらえるのはうれしいですが、すぐにボロボロにされます……
猫のストレス発散のためにも、ボロボロになってしまったボードは新しいものに定期的に交換しましょう!
ポイント:ボードがボロボロになったら新しいものに交換しよう
困ったときのQA
爪とぎを使ってくれない
猫が爪とぎを使ってくれません。
今使っているものとは違う素材や形状にしてみましょう。
爪とぎがすぐに破壊される
爪とぎがすぐに破壊されてしまいます。
より耐久性の強いものにするか、シート状の巻くタイプのものがおすすめです。
しつけ後も家具を傷つける
しつけ後も家具を傷つけてしまいます。
爪とぎボードが嫌というより、ほかの原因があるかもしれません。
まとめ
さいごまで読んでいただき、ありがとうざいます。
この記事では、猫の爪とぎのしつけ方についてシンプルな5ステップをご紹介しました。
爪とぎは猫の自然な行動であり、その行動をしかることは逆効果になってしまいます。
猫に適切な爪とぎスペースを用意してあげれば、家具などを爪とぎから守ることにつながります。
また、正しい爪とぎの習慣を形成するためには、飼い主として優しく教えていくことが大事です。
これらのステップを踏むことで、猫と飼い主にとって心地よい生活をお過ごしください!
【参考書籍、参考HP】
・「はじめてでも安心 幸せに暮らす 猫の飼い方」/山本宗伸 監修/ナツメ社